ISBN:4152033932 単行本 小尾 芙佐 早川書房 1989/04 ¥1,575

ずっと書こうと思ってたのに、怒りにかまけて書けずにいた本。

これを読むのは2度目。2年ぶりぐらいに読むらしい・・・。
最近、北海道ではドラマの再放送をやっていました。
このドラマは好きなので見終わって、本を読みたくなったわけです。
今回は原書を読んでみようかと思い、いろいろ調べているうちに、とりあえず日本語でもう一回、読んでみてからのほうが身のためだと思い、我が町の図書館へ直行。

大好きな映画「レナードの朝」にも通じるものがあり、
いつもはいわゆる小説のたぐいは次々と頭の中で処理して、記憶の深く奥へと押しやってしまうのだけれど、
この本はやっぱり好きです。

分かりすぎるゆえの孤独。人とは違うことでの孤独。特殊ということ。その中で見つけた光。心を通わすこと。自分自身。もう一人の自分。いろんなことを考えさせられる。
とてもとてもやりきれない話なのだけれど、最後の最後になぜかいいようもないくらいの感動を受ける。
後味が爽やかになる。
といろいろと感想が書けるのですが、こんなのは苦手なので・・・。

こんな僕だけど
みんなと同じように
愛を求めて
愛を感じて
そうやって
君の幸せを感じていたいんだ。
そうやって
君の幸せを見つめていたいんだ。
たとえそれが限られて時間の中だったとしても
僕は確かに君に触れた。
たとえ僕が全てをなくしても
光の中で消えていっても
君の中でいつまでも
僕がいたその時は残るから
またいつの日か
その日まで、さようなら。

この本の主人公にわたしがなったらこんなことを言うはずです。
はたして原書を手に入れ読むのはいつの事やら・・・。

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