ISBN:4047912565 単行本 篠原 慎 角川書店 1996/11 ¥1,937

教会なんかでよく見かける宗教画。日本語の響きのせいでわたしはあまりいいイメージがありません。
夜な夜な絵から飛び出して彷徨うっていうイメージもないわけでもないし・・・。

世界情勢にはなかなか疎い。ニュースはあまり見ないし・・・。
けれどこの小説は虚と実の空間を面白いくらい描ききっている。
まるっきりロシアやアメリカの関係なんかを知らなければ信じ込んでしまうこと必至。
最後まで誰がどうなるのか分からない!!
これって映画になってないのかなぁ・・・。

それにしても、民族だとか、宗教だとかどうしてこうも人は手枷足枷のなかで生きているんだろうと思う。
全知全能なんかにはなれるわけがないのにそれを求めている。そんな気がする。
本当は、地球のごく一部にしかすぎないのに、権力だ地位だ名誉だなんだかんだと求めては奪い合い、殺し合い・・・。
そこに何の意味があるのだろうと思う。
何かに対して闘うことは時として意味のある勇気のある正義であることは間違いない。
けれど、そろそろ傲慢や欲から生まれる、過去の苦しみや憎しみから生まれる、争いを止めて共に歩き出すことも悪くはない時代に来ているんじゃないかなと思う。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9818/

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