近頃

2005年6月25日 日常
あんまりいいニュースを聞かないなぁ。
世の中が病んでると思うと悲しくなる・・・。

気持ちがまるで分からないわけではないと思う。
自分だって時として言いようのない憎悪や怒りを感じて生きていたし、大人なんて信用できないものだった。
それに、愛されていない孤独というのも感じていた。けど、それは自分だけの事だと思っていた。それをむき出しに生きていてはいけないと子供ながらに分かっていた気がする。
わたしも一見すれば普通の子。問題も起こさず、部活に委員会といってみれば優等生。けど、心の深いところでは血なまぐさいことを考えていたって思う。
けどわたしは身の丈を知っていた。
あのころの世界は狭くて広かった。
欲しい情報も簡単には手に入らなかった。
だから、勉強してもっと世界を知って、こんな所から抜け出してやるとずっと思ってた。
自分の回りで起こることは紛れもなくわたしの現実だった。
だから、出来る事なんてほんとうにちっぽけなことだった。
けど、今は広くて狭い世界にみんないるんだと思う。
欲しい物はすぐ手に入り、情報は黙ってても飛び込んでくる。
油断すると、世界が自分中心で動いているんじゃないかと勘違いしてしまうくらい広くて狭い世界にいる。
自分の回りで起きていることにさえ気づかない人が多すぎると思う。
そのくせ、世界の裏側で起こっている事にはやたらと詳しかったりする。
裸の王様ばかりだからだれも裸だって教えてくれない。
そんなおかしな時代のような気がする。

そんな時代を生きやすいと感じる人。
必死で生きている人。
そして、わたしみたいに打ちのめされちゃって、行き場をなくしている人。
誰が悪いとか、何が悪いとかそんなんじゃないと思う。
感じていた予感を無視し続けた結果ではないのだろうか。
自分の身の丈を知るのが怖かっただけではないだろうか。

裸の王様ばかりの世の中になったら、裸の王様じゃない人がおかしくなるけど、裸の王様が間違っていると思うならば、やっぱり声を上げるべきだと思う。
わたしはそうしたい。
「わたしの目がおかしいのだろうか?どうしてもあなたは裸だ。立派な服なんか着ていない。王様だろうが何だろうがあなたは裸だ。」
自分の着ている服がどんな物か分かってる。
だから言えることがある。
わたしは自分の身の丈を知っている人間でありたいと思う。

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