ISBN:4480687114 新書 小川 洋子 筑摩書房 2005/04/06 ¥798

なにをもって美しさを考えるかにもよると思うのですが
わたしは数学は美しいものだと思います。

学生の頃は大嫌いでした。
一体全体、何のために・・・。
そして最大の勘違いというのか思い込みなのか、数学というのは人が考え出したものだと思っていたのです。
それがある時、そう突然、三角形の面積を求める公式である底辺×高さ÷2の÷2の意味が見事に分かったのです。
それをきっかけにただ暗記だけしていた掛け算の見事な数の増え方、などなど頭に浮かんだのです。
そう、それは何処ぞの誰か知らない人が勝手に考えたものではなく、はじめからそこにあるものだったのです。
完全なる完全。そんなことは滅多に世の中にないわけで、それはやっぱり崇高さを感じさせる美しさがあるわけです。

そんなわけで、数学に触れるなくても生活に支障がでない年齢になってその美しさに気づきました。

分かっているかと言われれば分かってないのでしょうが、分かりやすく説明されると感動するようなことが数学にはたくさんあるのだと思います。
高校で数学につまづき、ただ、黒板の数式をじっと見ていた自分が懐かしいです。
時間さえあれば解くことのできる問題もいっぱいあったはず。
その当時に数学の美しさに気づいていれば・・・。
今から数学をもう一度!!とまでは思わないけれど、変わらずにはじめからそこにあるものならば、いつでもそこに辿り着くことはできるんだよなぁと思います。
おそらくその道は長く険しいものだろうし、終着点が必ずしも幸福とは限らないだろうけれど・・・。
ってこの時点で矛盾を抱えているわたしは数学とはほど遠い存在なのです。

数学、それは神様の作ったもの。
はじめからそこにあるもの。

永遠に憧れる僕達
迷ったり悩んだり
繰り返しながら
そこにある何かを求めている
ただひたすらに
ひたむきに・・・

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