本日の詩

2006年3月24日 ポエム
・夜空を見上げた
 ただ 星だけが
 何もなかったように 輝いていた
 それは
 一万年も昔の世界から
 とても長い時代を
 一瞬のうちに
 飛び越えてやってきた
 不思議な光たちだった
 何も知らないような顔をして
 現在をただ 沈黙のまま見つめている
 けれど
 いつも心に何かを残して
 いつも心に何かを伝えて
 静かに 朝もやの中消えていく
 そしてまた
 優しいような 悲しいような
 光で闇の中 天使のように
 さまよい続ける
 一万年前
 ここで何が起きたか
 僕は知らない
 一万年前
 ここに誰がいたのか
 僕は知らない
 けれど
 現在ここで 何をするのか
 僕は知っている
 現在ここで 誰といるのか
 僕は知っている
 そしてきっと
 一万年後
 僕と同じように 空を見上げる
 人がいるだろう
 そしてまた
 遠い未来を 夢見るだろう

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