DVD ポニーキャニオン 2006/06/30 ¥3,129

「戦場のピアニスト」ロマン・ポランスキー監督の作品です。
この監督らしい映像と言うのでしょうか
全体をひいて写すって表現したらいいのかしら
そんな光景が広がるので
あぁ、監督らしいと思いながら観ていました。
セットとか衣装とか凄いですよ。

チャールズ・ディケンズの原作といってもわたしはディケンズをよくは知らないのでいかんとも言い難いですが
なんだろう、勧善懲悪というか
このオリバーの純粋さにはあまり共感ができませんでした。
彼は汚れなき無知だと思います。
この物語でオリバーが成長したか?なんて言われるとわたしは「NO」と言ってしまう気がします。

前にここで別の「オリバー」を紹介しましたが、
そっちの方はミュージカル仕立てで子供向けって感じでしたが
こっちの方は逆に大人向けって感じかしら?
きっとディケンズの原作により近い感じがします。

「純粋な孤児が苦難を乗り越え幸せになってゆく」
という展開とはちょっと違うので
後味がすっきりしないのか
ベン・キングスレーの演技が凄いのか
なんだかわたしはやりきれない思いにとらわれてしまいました。

それとも
いつものごとく
わたしの考えすぎでしょうか?
なんて映画でした。

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