DVD 日活 2006/11/10 ¥3,990

実のところヒトラーという人物をわたしはよく知らない。
正直、あんな人のこと知りたくもない。
なんて思いもある。
だから、とやかく言うことなんて出来ないけれど・・・。

彼はいったい、何に怯えていたのだろうと思う。
彼が描いた世界、見ていた世界にはいったい
どんなものが見えていたのだろう。
そんなことを思う。
独裁者を考えるときわたしはいつもそれを思ってしまう。
もっとも純粋無垢なのだろうとも思う。
同情することも出来ないことをしたのだろうけれど
可哀相に・・・。なんて冷たく思ってしまう。

みんなが気づいていたのかもしれない。
けれど
戻れない何かがそこにはあったのだろう。
手に余してしまうほど
もうどうにもできなかったのだろう。
どんなときも
最後はきっとそんなものなのだろう。

理由はわからないけれど
最後の最後にわたしはこの映画を見て
泣いてしまった。
それは彼に対する涙ではない。
今もなお続く争いへの怒りなのかもしれない。

わたしはしっかり目を開き、生きる。
そう、生きなければいけない。

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