ISBN:4344003314 単行本 リリー・フランキー 幻冬舎 ¥1,470

この本に激しい何かを求めてはいけない。
体温の低いまま読んでみるのがいい気がする。
なんとなく
ここに登場する主人公たちは
誰の心にもある
ちょっとした情けなさの化身。
そんな気がする。

奥田さんの「ララピポ」を読んでいて思い出しました。
お二人の作品とも
えぐさをオブラートに包んで
どこか優しさに転換しているような
そんな気がします。

器用に生きたいと思いがちで
そこへむかって一生懸命な人々だけれど
不器用だっていいじゃない。
生きているんだからさ。
なんて言われているような
そんな感じの本だと思います。

なんだか
おでんくんに会いたくなる
そんな気分です。

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