函館からJRに乗り込む直前に買った文庫。
「失はれる物語」

乙一さんはわたしと同世代だったりする。
だかから親近感がある(笑)

彼以外にもエグイ作品を書く作家さんは知っている。
だけれど
わたしは彼のエグサが好きなのだ。
リアルなんだけど切ないというか分かる気がする
狂気なんですよね。
だから
読んでいてなんとなく哀しくなるというか
同感できるのです。
というかわたしの想像力を刺激してくれます。

で今回の短編集「失はれる物語」もすごく良かったです。
ここに収録されているお話は
エグイの嫌いな皆様でも読める切ないお話ばかりですよ。
わたし列車内で泣きそうになってしまいました。
どの作品も涙なしでは読めませんって感じでした。
わたしはこんな切なさを常に体内に宿しているのか
もうしんみりしまくりでした。
いや〜小説って面白いです。

余談ですが
この文庫の帯に
「10代のうちに読んでおきたいこの1冊」と書いてあります。
確かに10代で読んでいたらわたしは確実に影響されていると思います。
じゃぁ、今はどうなのよってことですが
10代ってなにか大切な時期だと思うのです。
そこで出来なかったこと、
そこで感じたことって
必ず生きる過程で何か大きなポイントになるはずなんです。
まぁ、でも20代の今の自分でも
感じられるものはあります。

いつかわたしも切なく美しくそして激しく狂おしいなんて
愛を描いてみたいものです。

もう一度読んでみたいと思ってしまう作品でした。

コメント

黒蜜櫻
黒蜜櫻
2008年8月17日16:28

私も乙一さん大好きです!
乙一さんは映像化されてますので、そちらもお勧めですよ!
あと「小生日記」とか「とるこ日記」なんかも小説ではないですがお勧めです!!

月華
月華
2008年8月18日0:58

黒蜜櫻さんへ

いいですよね乙一さん♪
「Zoo」は観た事ありますよ。
出来ることなら自分で映像化してみたい作品が多いんですよね(笑)
乙一さんはまだ小説しか触れていないので
是非、TRYしてみたいです。

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