北海道南西沖地震当時、わたしは中学2年生だった。
被害が大きかった地区にいたとはいえ
個人が受けた被害はそれほどではなかった。
何か今回の地震で役に立ちそうなことはないかと
思い出そうとしているのですが
自分の部屋から逃げ出して
津波の被害を何が起こったかわからず理解しようと
見つめているしかなく
そうしていたら火事が起きて
夜なのに空が赤くなっていたのは覚えているのだけれど
その後、記憶が抜けている。
避難所に行く道すがらの町の様子は
ぼんやりと覚えているけれど
どうやって避難所に行ったのか
避難所に行くまでの一晩をどうしていたのか
まったく思い出せない・・・。

その後の避難生活も
ぼんやりとしか覚えていない。
それでもなんとか頑張ろう。
しっかりしよう。
わがままは言わない。
お腹すいたなんていっちゃいけない。
そんなことを必死で考えていた気がする。

そして今、テレビで見る被災地の状況。
被災地にいればできることもあると思う。
けれど
自分がもどかしい。
極端に余震におびえている。
めまいや動悸がひどく
もう体がストレスでキリキリしている。
落ち着くこと。
自分がまずは元気になること。
それしかないのもわかっているけれど
自分を責めてしまう。
中学生のころの自分に責められている気がする。
なんだか辛い。

被災地の子供たちの表情を見ていると気がかりだ。
泣かないで頑張っている。
笑顔を浮かべている。
その小さい体で頑張っている。
余震におびえず
暗闇におびえず
思いっきりお腹いっぱい食事ができて
好きなだけ走り回れて
遊びつかれて眠れるような
そして
苦しくて
寂しくて
不安で
そんな気持ちをぶつけられる
そんな時間が場所が
多くなってくれればいい。

大きな傷を
一人で閉じ込めてしまうのは大変だ。

そこにいていいこと。
認められること。
無力ではないこと。
どうか
子供たちに届いてほしい。

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