先週、いや先々週ぐらいの北海道新聞に確か載っていたのですが・・・。

なんでも邪馬台国がどこにあったかを統計学(だったかしら?)で検証し、その謎に迫るという本です。
この本のレビューが新聞に掲載されていたのですが、メモに残すか切り抜いておくかどっちかにするべきだった・・・。
この本は読んでないのでなんとも言えないのですがわたしの邪馬台国移動説を支持してくれる本ではないかと思うのです。
わたしの説は占いなんかでいろんなことを決めていたら、今年からはこの方角が悪いなんて移動していてもおかしくないという発想からなのですが、この本ではきちんと数学的というのでしょうか?説明ができるようになっているらしいのです。だから読みたい!!というわけです。
これを読まなければいけないってわけではないので困ることはないのですが、自分が考えていたことがどんな形であれ説明がつけられると嬉しいものです。

科学的、現実的なことから非科学的、超現実的なことまで幅広く興味があります。
脳に興味があるのに一方で霊感なんていうものも好きです。
思うに、人はあるがままを受け入れるのが苦手なようです。
だからいろんなことを知りたがる。どうして知りたがるのか。
それは知らないと不安だからだと思います。
劇的に目立った進歩や進化をしないので何かを知ることで知識をつけることで自分自身に価値をつけ、何も言わぬ他のものよりも優れていると思いこまないといけないほど弱いのが人だからだ・・・そんなひねくれたことを考えています。
けれど、いくら頑張ったってそもそもの始まりは分からないと思います。
例えば人間の身体が水で出来ていると分かっても、水の化学式が分かってもどうして水というものが出来たのか本当のところは誰にも分からないのです。
水の出来た歴史をたどってもそれはあくまで人の予想だと思うのです。
科学は後付、非科学は説明できないことへの意味づけ。
今は非科学として受け入れられていることでも科学として認められることもある。その逆もある。だからどっちも人の悪あがき。
けれどそれで自分が生きていることを肯定出来るなら素晴らしいことだと思います。

あるがまま。
己のことなど問わずに
ただ
あるがまま。

それが究極の理想なのにですがそこにたどり着けずに今日も多くの矛盾を抱え、右から左、左から右へと自分探しをし続けているわたしです。

源氏物語

2005年10月9日 読書
ISBN:4062614510 単行本 瀬戸内 寂聴 講談社 2001/09 ¥1,365

小学5年生で初めて読みました。
回りの女の子が少女漫画に夢中になってるときにわたしは古典に夢中。
思えばあのときは原文の下に小さく訳文が書いてあるのを読んだ。どうやって読んだんだろう??
なんで面白いと思ったのだろう・・・。
それから恋愛小説と言えば源氏物語。
何回読んでも面白い。

恋愛小説に出てくる要素何でもあり。
本当に面白いんです。
きっと他の恋愛小説とか映画にあまり興味がないのは源氏物語のせいだと思います。
大抵のことは書いてあるのであぁ、きっとこんなことになるのねというわけです。

わたしの源氏物語の読み方は絵には頼りません。
自分の好きなタイプの容姿と香りで源氏を想像。
そしてわたしは薫の君が好きなので彼はわたしのその時の好きな人をあてはめて彼が登場するまで楽しみにしながら読み進めるのです。
そして数多く登場する女性陣は源氏の扱いの善し悪しで自分になったりそうじゃなかったり・・・と想像して読むと面白さ倍増です。
小学生の頃はさらに勝手にお話を考えて楽しんでおりました。

国語の教科書なんかに登場して授業になると古典文学はつまらないものになってしまうのですが純粋に文学として読むととっても面白いです。
ISBN:4871186881 文庫 山崎 豊子 新潮社 2003/01/10 ¥3,178

ドラマ化のお話を聞いて興味をもって読んでみました。

一見、えっ、長い・・・。
と怖じ気づいていたのですが読み出すと止められなくなってしまいました。
医療を扱っているのに古さを感じさせない。
というよりもこの恐ろしい先見の目。

読み終わったあとは正直いって茫然自失のような感じでした。
本の持つパワーに圧倒されました。

読むことができてよかった本です。

球形の季節

2005年9月28日 読書
ISBN:4101234124 文庫 恩田 陸 新潮社 1999/01 ¥540

恩田さんの作品は全部読破してみたいですね。
何がどう好きなのかは言えないのですがその描き出される世界が好きなんだと思います。

これは最初に読んだ恩田さんの作品です。

わたしが今まで読んだどの本より恐かったです。
読んでいるうちに想像が想像を呼んで、自分のまわりの空間の空気感が変わって行くんです。
自分の中の想像による恐怖感覚ではなく
皮膚から伝わる恐怖。というのか怖さです。
何か得体の知れない物が「来る」。そんな怖さです。

あまりの怖さに、読むのを止めようかと思った本です。

どうやら何かわたしの中の扉をこの本は開いてくれたような気がします。

映画の数と本の数をイーブンにしたくいろいろと読んだ本を思い出したりしています。
何か自分が世に残せる物がないので、せめて自分の足跡を残せたらいいと、記録しています。
感想も手短に、さくっといろいろ残せたら素敵♪
そのうち音楽にも力をいれて自分のライブラリーを充実させていきたいです。
ISBN:4492222057 単行本 小室 直樹 東洋経済新報社 2001/10 ¥1,680

この本は面白いです。
すでに2回読んでますがまた読みたいです。
これも、例の我が町の図書室にあるのですが
わたししか借りていないので図書カードには同じ名前が並ぶのです・・・。
だったら買えばいいじゃないかと思うのですが、
買うと読まなくなるのがわたし。

こんな数学なら大歓迎!!という感じです。
これ、高校の数学入門書みたいなのにしてくれればいいのになぁ。
わたしは数学が嫌いというより苦手です。
ただ、数式を解けってのが意味が分かりません。
論理的思考も苦手なので数学センスはマイナスがつくほどないわけです。
けれど、この本を読んで数学って美しいと思いました。
そう、数式の向こうに広がる数学的、論理的、世界を見ることができたのです。

この本を読んだからって数学が出来るようになるわけではないのですが、自分が嫌悪していた数学とは別の世界が広がっています。

この本のおかげで
時間と空間と今いる自分の位置関係なんてことをいろいろ考えて自分なりの世界観を構築することができました。
「わたしたちは常に点である。」
それがわたしの見つけた世界です。
ISBN:409386117X 単行本 市川 拓司 小学館 2003/03 ¥1,575

ドラマの余韻を残しつつ、読んでみました。

わたしは限りなくたっくんに近い人間なので、ついついたっくんに感情移入してしまうのです。
彼は自分の弱さを知っている強い人なのではないかと思います。
だからわたしもいろんな不具合と向き合っていきていかなきゃなんて男気たっぷりの感想を抱くのはわたしだけかしら・・・。

このお話のような穏やかな愛もいいものですね。
と思うわたし。

ちょっと悔しいのは、この本を読んだばかりに、今書いてる小説を大幅に書き換えなくては・・・。
時々、本を読んで思います。この作家さんはわたしの頭の中を盗み見しているのではないだろか??本の神様は一人の人にあるストーリーを授けるのではなく、手当たり次第、目に付いた人に授けているのでは・・・。もしかして早い者勝ち?

君がいる
それだけで
僕は幸せになる
いつも思うんだ
僕は君を幸せにできるだろうか
そしてできただろうか
そんな僕を
君はいつも笑ってる
大丈夫って笑ってる
いつもの僕らの定位置で
君は僕を
僕は君を
包んでいる
どんなことがあっても
僕は君を愛してる
だって僕は
君と出逢うために
生まれてきたのだから
何度、生まれ変わっても
君は必ず僕に
僕は必ず君に
会いにゆけるから
君にいま、会いにゆきます

蛙男

2005年9月24日 読書
ISBN:4877282939 単行本 清水 義範 幻冬舎 1999/04 ¥1,680

タイトルがずっと気になっていたのですがなかなか読む機会に恵まれず・・・。
ついに読みました!!読みたいと思っていた本が読めたり、その内容に満足したりなんて時は気分がいいです。

わたしは牛乳が飲めません。
子供の頃、牛乳を飲み続けるとある日、牛になってしまうのではないかという妙な想像をしていらい恐ろしくて飲めません。
そんな想像に更なる恐怖を与えてくれる素敵な本です。

どんどん蛙になっていく男。
最後の最後で気持ち悪さ倍増。
だけれどなんだか可哀相な人たちのお話。
ドラマにしたら面白いと思います。

久しぶりに読んだ後にニンマリできる満足感があった本でした。

蹴りたい背中

2005年9月23日 読書
ISBN:4309015700 単行本 綿矢 りさ 河出書房新社 2003/08/26 ¥1,050

わたしの読書嗜好はまず、脳や記憶についてのお話、言語に関するお話、これは専門書等問わず読みます。恐いお話。バイオレンスというのか誰かが消えたり、死んだり、殴られたり・・・。タイトルからしていかにもドロッとしているお話。古典文学。ミステリー、サスペンス・・・。と読みたい度は下がっていきます。
基本的には作者で選ぶよりもタイトルに惹かれたものを読んでいます。
時々、読んでる本で危ない人に思われます。

しかし、例えば、枕草子が読みたいと思ってもすぐに読める環境ではないのです。だって我が町の図書室には本棚がわずか数列。話題本でも入手困難。当然、読みたい本なんて手に入らない・・・。けど、本が読みたい。脳内飢餓状態です。

そんなわけで読んでみました。
「蛇にピアス」も読んだからという軽い気持ちで読みました。
そういえばわたしも高校生の頃無性に椅子を投げつけたくなる相手がいたなぁと思い出しました。

微妙にわたしのテイストは違うので普段は読まないであろう本なのですがこうやっていろいろと本に触れてみると新鮮な気持ちになります。

この本を読んで、ちょっと短編のお話を同じテーマで書いてみたいなって創作意欲を刺激されました。
ISBN:4652078110 単行本 100%Orange 理論社 2005/04 ¥1,260

養老先生はわたしが先生だと思う人の一人です。
まったくもって自分の生活とは別な世界を知っている人。という何とも失礼な感想を養老先生には抱いているのですが、非常に興味深いことをわたしたちに教えて下さります。

わたしはいわいる考えたって仕方ないことを考えている子供な人で、そんなわたしに痛い言葉を投げかけてくれる大人な養老先生。
けど、どこかで、先生だってある意味子供ですよねなんて根拠のない皮肉を胸に秘めているのです・・・。

そもそも脳について興味を持てたのは養老先生のお陰です。

そんなこんなで楽しく読めました。
わたしはこのままわたしでいこうと思える本です。
もうちょっと体を動かして働いて・・・。
来年あたり米でも育てようかって気になります。
テレビゲームもせずにど田舎で一人遊びに夢中だったまま大きくなってしまった自分に少なからず自信を与えてくれました。

ものいふ髑髏

2005年8月24日 読書
ISBN:4087745422 単行本 夢枕 獏 集英社 2001/08 ¥1,575

獏先生の作品はこの「ものいふ髑髏」と「上弦の月を喰らう獅子」と「ほのかな夜の幻想譚」しか読んだことないのですがどれも好きです。
「上弦の月を喰らう獅子」はわたしにとって転機となったといっていいくらいの本です。

獏先生の作品を語るほど読んではいませんが、獏先生の僕という表現が異常に好きです。
なぜだろう??

口べたというのか話し下手、コミュニケーション能力が著しく欠落しているせいなのか最近、あることに気づきました。
本の読み方がちょっと変なのかもしれない。
いや、本に限ったことではなく自分が受けるいろいろなことに対する理解の仕方が変なのかもしれない・・・。
只今、そんな疑問を持っています。
本を読んでも、登場人物の名は覚えちゃいない。
内容もはっきり説明できない。
けど、頭の中でははっきりとその話の情景が浮かんでいる。
思い起こすと、昔からそうだった。
だから読書感想文で一度もあらすじを書いたことがなかった・・・。
ただ、その本に関しての自分の思いがつらつらとわいてくる。
要は、いきなり核心部分にがっついている。
だから、うまく細部を説明できない。
これは誤解を生むんだろうなぁ。

そうは思いつつ、またこの本の何処が面白いかを説明し損なっている・・・。
けれど、どこかで、そんなの読めばわかるでしょなんて冷たい自分もいる。
結局は人は人。
そう、わたしは非情な寂しがりや。
本当は誰かと月の夜にお話をしたいだけ。

空中ブランコ

2005年8月22日 読書
ISBN:4163228705 単行本 奥田 英朗 文藝春秋 2004/04/24 ¥1,300

前から読んでみたかった本。
やっと読む機会を得ました。

いそうでいない人たちなのかいなそうでいそうな人たちなのか・・・。
ほろっと爆笑。

普段はけっこう痛い、重い、やるせない、怖いというような言葉が似合う本ばかり好んで読んでいるので新鮮でした。
というより、久しぶりに本を読んで吹き出してしまいました。
さらっと読めるのになぜか伊良部先生が心に残っている。そんな感じです。

心って
思うより
弱くて
知っているより
強い
もし何か
つまずきを感じたら
とりあえず
一歩だけ
そうすれば意外と
難しくなかったりするんだと
きっと
教えてくれる
そう、その扉を開ければいい
ISBN:4569635458 新書 樋口 裕一 PHP研究所 2004/06 ¥750

久しぶりに我が町の図書室に行ったらあるではないか!!ベストセラー。
というわけで借りてみました。
まだ、全部読んではいないのだけれど、この本を読む人はどんな人なんだろうと思ったりしています。
なんとなく、この本に対しての批判は多いような気がします。
誰もが感じるような事が書かれているわけだから、ものすごい期待をして読んだら気落ちするのかも。けれど、それがこの本の面白いところだと思います。
この本に対する意見を出す。それさえも頭がいいか悪いかの判断基準になってしまう。この本に対する自分の意見をこの本に当てはめてみると自分が頭がいいのか悪いのか分かってしまう。
そんな感想を持ちながら読んでいます。

わたしは話下手で、緊張すると話が長くなってしまいます。
頭での処理速度と言葉を発する速度にかなりずれがあるような気もします。さらにはパニック状態になってしまうのです。
だから、頭が悪いというか、変な感じというイメージを人に与えてしまいます。
そんな自分を克服しろと人は簡単に言います。けれど面接で何度損をしても、何が駄目なのか分かっていても無理なものは無理なのです・・・。
それでも受け入れてくれる人はある日突然、わたしの発言に驚いたりします。
イメージと本当の自分。どれもわたしなのだけれどかなりギャップがあるらしいです。

自分は川を流れる一滴の水のようになりたいと思っています。
始まりはその一滴。
勝手に流れているようで、実は自らその流れていける道を探し、長い年月をかけて大河となり海へ注ぐ。
その繰り返しが一滴の水だと思います。
だから、自分も地味でも、駄目でも、自分でゆっくり流れを作って辿り着く場所へ辿り着きたいと思っています。

黒い雨

2005年8月6日 読書
ISBN:4884190882 単行本 井伏 鱒二 埼玉福祉会 2001/11 ¥3,675

この時期は戦争をとりあげた特番が多くなり、戦争について考えることも多くなります。わたしはこの本を読まなければ今ほど原爆について知ることはなかったと思います。
その大きさから「リトルボーイ」と名付けられた原子爆弾。人間が人間を殺すために作られたものだと思います。
この本は2度ほど読んだだけですがその内容を忘れることは出来ません。そして、戦争と言うことはわたしには避けてとおることの出来ない事柄の一つです。

今日は広島に原爆が落とされた日。
誰もが広島に行き、原爆ドームを見、その現状を知れば原爆はこの世にあってはいけないものだと思うに違いない。

戦後60年。当然わたしは当事者ではない。いくら話を聞いても、いくら戦争について学んでも、その臭いやそのときの感触は分からない。想像することでしか出来ない。
けれど、わたしは戦争は嫌いだ。嫌なものだ。一度始められた戦争はどうしたって終わることはない。多くの人の心の傷となって未来永劫続いていくものだと思う。その事実を忘れて、人は戦争を繰り返す。だから、わたしはその想像を、考える度にわき起こるやり場のない悲しさといったものを忘れないために、その事実と向き合おうと思う。
けれど知れば知るほど
戦争の無い世界。核兵器の無い世界。それは夢のまた夢。叶わない夢だと思う。
よほど人が変わらない限り・・・。
かといってそれを望まなくていいのかといえば違うと思う。戦争のない世界を目指すことに、核兵器の無い世界を目指すことに意味があるのだと思う。
だからわたしたちは過去を学び、想像しなければならない。

日本には「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ」という言葉がある。アメリカには「真珠湾を忘れるな。」という言葉がある。
確かに、原爆の被害を受けた人たちはなんの罪もない。その後の苦しみも想像を絶するものだろう。そしてわたしは日本人である。原爆投下は許されるものではない。けれど、最近少し考え方が変わった。
原爆を落とされたのは広島と長崎だけれど、落とした側は日本という国に落としたのだと思う。個々人にはなんの罪も非もないけれど日本国としてあの当時、わたしたちは正しかっただろうか?過程はどうあれ真珠湾攻撃、中国や朝鮮での日本軍の行為など、わたしたちは背負った傷と同等の傷を相手に与えているのではないだろうか。そして、あの当時の日本がもし戦争に勝っていたら今ほど声を高らかに戦争反対と言えただろうか。相手の立場を考えられない程の痛み。それが戦争だと思う。

自分にとってかけがえのない大切な人たちの命を意味もなく奪われる。そのときに人は闘うこと、その相手の命を奪うことにためらいを感じなくなる。戦争はどちらの側にもそれが言えると思う。だから敵は人ではない。正義ではない。そこには怒りや憎悪といった感情しかないと思う。
いくら大義名分を掲げていても戦争はそうゆうものだと思う。
罪を憎んで人を憎まずなんてきれい事が言える分けがない。

謝罪や責任問題もある。今でも戦争という名の呪縛に苦しめられている人もいる。そういったことをおざなりに、忘れてしまってみんな仲良くとはいかない。けれどその一方で、きちんとした事実を見つめ、共に手を取り合ってこれから先のことを考えて行くべきではないのだろうかと思うときもある。

人は自分たちの受けた傷の方が痛いと思うのかもしれない、けれど、命を一つ二つと数えられないように、その一つ一つが重く、かけがえのないものであるように、受けた傷も程度や規模の問題ではないと思う。誰が悪く誰が悪くないそんなことではなく戦争というものはそこで生きている全ての人を加害者とし、被害者とするのだと思う。そしてその苦しみを永遠に背負っていく。そんなものだと思う。

戦争がなくなれば人は戦争以上に酷いことをするだろう。核兵器がなくなればそれに代わる何かを人は作るだろう。そう思うときもある。
これからの明るい未来を想像できるような楽観主義者ではわたしはない。
けど、戦争はしてはいけない。核兵器は使ってはいけない。
二度と同じ過ちは繰り返してはいけない。
そう思うことを諦めるほど絶望はしてない。
人だってこの地球の一部。何かしら生かされている価値があるのだから、それさえも拒否して争うほど人は馬鹿ではないと信じたい。
戦争を否定する人がいるか限り、いつの日か戦争のない、核兵器のない本当の平和な世界がくるという可能性は0%ではないのだから・・・。

野に咲く花のように強く
太陽に向かって生きる
たとえ風が吹き荒れようと
その命つきるまで
強く生きる

この先も、あなたの心の花が美しく咲き誇りますように・・・

多くの人の苦しみと犠牲のもとでわたしたちは今生かされていると思います。
戦争で命を落とした全ての方の安らかなる日々を心より願います。
英語学習者用に編集されたものを読みました。
いい話ばかりが載っています。
感動の余り涙がっていうお話もあります。

昔から欧米では風邪を引くとチキンスープを飲むという民間療法があるそうです。
日本では生姜湯や卵酒ってところでしょう。
そのチキンスープのように心にも栄養と温かさをってわけで書かれたものらしいです。
誰の日常にもありそうな優しい逸話が心に安らぎを与えてくれます。
こうゆう感じの心の感動は万国共通だと思います。
読んだからといって自分の人生を変えるような衝撃はないけれど何気ない一日の中で優しくなれる瞬間を与えてくれる。
そんなお話たちです。
まさに心のビタミンパーラー。

今日、きいたお話を
明日、君に伝えよう。
そのときまで
大事に胸で温めよう。
君の微笑む顔を思い浮かべながら・・・。
ISBN:4097277111 単行本 こじま さとみ 小学館 2004/10 ¥1,470

映画「いま、会いにゆきます。」の中に出てきた絵本らしい。
というものの、映画も原作もまだ触れていません。
今回のドラマでその世界に触れてます。
成宮君の父親役のイメージがどうしてもピントこないままだったのですが最近はなんとなくしっくりきています。
一生懸命、お父さんをやっている感じがいいです。
こうなると獅童さんのお父さん役も見てみたいと思う今日この頃。

ドラマしか知らないので上手く言えないけどなんだか切なくて綺麗なストリーだと思います。
素敵な思い出と現実。
触れたくても触れられない。
そんな胸がキュンとするようなお話。
雨のシーンがまたファンタジーな世界をいっそう強めてくれているような気がします。
こんな雨ならずっと止まないでいてほしいと思います。

もし叶うなら、会ってみたい人がいます。
あなたの笑顔が好きだと伝えたい人がいます。
そんなことを思いながらドラマを見ています。
ISBN:4044101043 文庫 富野 由悠季 角川書店 1987/11 ¥580

夕べ、カバラについて調べていたらどうゆうわけかエヴァンゲリオンに辿り着いてしまいました。

あくまでも個人的な意見なのだけれど
ガンダムもエヴァも宗教と人の精神が関係していて
「人の魂の帰るべき場所」そんなことを表現しているような気がします。
帰るべき場所。それは生まれた土地とか物理的な質量を伴って、感じられる空間とかではなく、人が感覚で感じている何かなのだと勝手にわたしは解釈しています。
そうゆう意味ではすごく面白く、深い作品だというわけではまっているわたし。
たかがアニメ、されどアニメです。

自分がなぜ、こんな感じの世界観が好きなのかは分からないけれど、カバラを調べていてもう一つ、占いを発見しました。
性格占いをしてみました。
あぁ、そうゆうことか。そう思いました。
目指すべき道。与えられた運命。
進むのは自分自身。
そんなことを考えた1日です。

本当はもっといろいろ書かなければいけないこともあるのだろうけれど・・・。

その痛みを感じながら
願うのは
この先の君の幸せ。
どうか
明日も明後日も
君が幸せでありますように。
ISBN:4047912565 単行本 篠原 慎 角川書店 1996/11 ¥1,937

教会なんかでよく見かける宗教画。日本語の響きのせいでわたしはあまりいいイメージがありません。
夜な夜な絵から飛び出して彷徨うっていうイメージもないわけでもないし・・・。

世界情勢にはなかなか疎い。ニュースはあまり見ないし・・・。
けれどこの小説は虚と実の空間を面白いくらい描ききっている。
まるっきりロシアやアメリカの関係なんかを知らなければ信じ込んでしまうこと必至。
最後まで誰がどうなるのか分からない!!
これって映画になってないのかなぁ・・・。

それにしても、民族だとか、宗教だとかどうしてこうも人は手枷足枷のなかで生きているんだろうと思う。
全知全能なんかにはなれるわけがないのにそれを求めている。そんな気がする。
本当は、地球のごく一部にしかすぎないのに、権力だ地位だ名誉だなんだかんだと求めては奪い合い、殺し合い・・・。
そこに何の意味があるのだろうと思う。
何かに対して闘うことは時として意味のある勇気のある正義であることは間違いない。
けれど、そろそろ傲慢や欲から生まれる、過去の苦しみや憎しみから生まれる、争いを止めて共に歩き出すことも悪くはない時代に来ているんじゃないかなと思う。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9818/
ISBN:4794207417 単行本 森 英明 草思社 1996/12 ¥2,310

「悪」の存在を考えるときはやっぱりキリスト教に基づく欧米文化の認識が必要なんだけど、この本は割合、理解許容範囲でした。
けれど、どつぼにはまると怖い本だと思う。
この本を読んでいるときわたしは絶えず邪悪か邪悪ではないか自分自身に問いかけていました。
こうやって時には自分の罪深き行為を深く反省し、気持ちを改めるのはいいのだけれど、この思考の迷路から抜け出せなくなったら120%邪悪に染められてしまうんだろうなぁ・・・。
怖い怖い・・・。

それにしても、昨日今日と200%全開でやる気がない。
だるいし、眠いし・・・。
やらなければいけないことは1つ、2つ・・・。
あぁ、完全に気合いが足りてない。
家にばかりいるからだろうか??
やっぱり不健康だという事実は変わらないわけで・・・。
また、何かはじめた方がいいのかもしれない。
速読なんてどうだろう?
本を速く読めたら今よりもっと多く読める。
これは非常に魅力的なことだ。

今年の12月24日の居場所は決まっているのに
明日の自分の居場所が分からない・・・。
最近、すがすがしさを感じてないのは心が曇ってきたからだろうか。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9818/
ISBN:4152033932 単行本 小尾 芙佐 早川書房 1989/04 ¥1,575

ずっと書こうと思ってたのに、怒りにかまけて書けずにいた本。

これを読むのは2度目。2年ぶりぐらいに読むらしい・・・。
最近、北海道ではドラマの再放送をやっていました。
このドラマは好きなので見終わって、本を読みたくなったわけです。
今回は原書を読んでみようかと思い、いろいろ調べているうちに、とりあえず日本語でもう一回、読んでみてからのほうが身のためだと思い、我が町の図書館へ直行。

大好きな映画「レナードの朝」にも通じるものがあり、
いつもはいわゆる小説のたぐいは次々と頭の中で処理して、記憶の深く奥へと押しやってしまうのだけれど、
この本はやっぱり好きです。

分かりすぎるゆえの孤独。人とは違うことでの孤独。特殊ということ。その中で見つけた光。心を通わすこと。自分自身。もう一人の自分。いろんなことを考えさせられる。
とてもとてもやりきれない話なのだけれど、最後の最後になぜかいいようもないくらいの感動を受ける。
後味が爽やかになる。
といろいろと感想が書けるのですが、こんなのは苦手なので・・・。

こんな僕だけど
みんなと同じように
愛を求めて
愛を感じて
そうやって
君の幸せを感じていたいんだ。
そうやって
君の幸せを見つめていたいんだ。
たとえそれが限られて時間の中だったとしても
僕は確かに君に触れた。
たとえ僕が全てをなくしても
光の中で消えていっても
君の中でいつまでも
僕がいたその時は残るから
またいつの日か
その日まで、さようなら。

この本の主人公にわたしがなったらこんなことを言うはずです。
はたして原書を手に入れ読むのはいつの事やら・・・。

Good Luck

2005年6月14日 読書
ISBN:4591081451 単行本 田内 志文 ポプラ社 2004/06/22 ¥1,000

書店勤務時代、売れまくっていた本。
著者が著者だからビジネス書の棚にもあり、
自己啓発関係の棚にもあり・・・。
とにかく読むと感動するらしい本。
が本人は読む気なし。
この手のたぐいの本の内容は知っている。
ごくごくありきたりの事が書かれている。
そんなことはよく分かっている。
たかだか25年だが、自分だっていろんなことを思っている。
そんななかから見つけだした教訓。
そっちの方が自分には合っている。

それから数ヶ月後、田舎の図書館ならぬ図書室でこの本と出会う。
教養の一つも身につけねばと借りて読んでみる。
ごくごく当たり前のこと。
誰が読んでも分かること。
けれど、最後の最後で涙が出るほど感動した。
いや、感動ではない。
安息を得た。そんな感じだった。

わたしの下準備はまだまだ続くだろう。
その事を見失わない限り
必ずそれは見つかるのだから・・・。

この本に出逢う為の下準備をわたしはしっかり出来ていたんだと思う。
だから今日のわたしは幸福なのだろう。

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